レビュー 続: 言語の壁を越えて…
前回レビューの続きです。
それでは、CF2.5(インディゲームクリエーター)は、初めてゲーム作りたい人にとって「買い」なのか?
という問題に関してですが、今回も結論から行きます。
先に「RPGツクール」とか「ウルフRPGエディター」なんかを触ってからの方がいいと思います
*今回はこのツールの内容に関しては触れません
これは、私自身上記二つのツールをどちらも先に触っていたので、確信を持っています。
「いや、俺が作りたいのはアクションなんだけど!?」
という方にも同様にこの二つのツールを勧めます。
何故かというと、
「変数」の概念を低いハードルで理解出来る
と思うからです。
両者ともにRPG製作界では有名なツールですので、講座系サイトやチュートリアルも非常に豊富。
ゲームなんて「変数」の概念を理解していないと、本当に何も作れません。
特に「ウルフRPGエディター」は無料で公開されていますので、本当に初心者の方はこのツールに手を出す前に、予行演習としてそちらを先に触ってみる事を強くお勧めします。(より分かりやすいのは有料の「RPGツクール」ですけどね)
では結局CF2.5はお勧め出来ないの?という事になりますが、
「変数」くらいは理解出来てる。
とにかく型にはまらない自由なゲームを作れるなら努力は惜しまない!でもプログラム覚えるのはちょっと…ぼそぼそ
という方には強くお勧めできます!
テンプレートが無く、とっつきにくい分、自由度は抜群に高いです!!
1面は横スクロールACT、2面は縦シューティング、3面はアクションRPG、というような変態ゲームも理論上は作れます!やったことはないですが。
では一体そんな資料の少ないCF2.5で、どうやってやりたい動作を実現するのか?壁に行き詰った時どうするか?という事ですが、以下は実際に私がやっている事です。
①CF2.5wikiを読み漁る
CF2.5/CF2.5とは - Multimedia Fusion 2 Wiki*
拡張ツールの紹介や、テクニック集まで、初心者から上級者まで役に立つ情報が多いです。
②CF2.5(MMF2)の2chを、過去から現在まで洗いざらい読破する
これも、中には非常に有益な情報が含まれています。
数年前の記事の中にも、上級者の方がアップロードしたサンプルコードが未だ残っていたりします。
③「CF2.5」「MMF2」「インディゲームクリエーター」の3つのワードで検索。
出てきた個人サイトは全て読破する
自分の作りたいゲームに関係あるかどうか、なんてどうだっていいんです。
サイト主さんが何気なく書いていた言葉が、後になって開発のヒントになる事がザラにあります。
④プログラミング言語の初心者向けサイトを読み漁る
これは、キャラクターの動きを研究する時に特に役立ちます。
C言語などはゲームプログラミング講座のようなサイトが非常に多いです。
数学や物理学の公式を使ってキャラクターを動かすようなケースは、考え方の基本は同じですので、他言語で書かれたソースコードを脳内で気合でCF2.5のGUI命令文に変換します。
トライ&エラーは避けられませんが、案外イケます。
といったところでしょうか。
何よりも情報の少なさが最大のデメリットではありますが、その分必死で考えて作ったプログラムが思い通りに動いた時の感動は計りしれません!
ゲームを作る為のツール、ではありながらも
「ゲームを作る事自体を楽しめる」ツールでもあると感じます。
まあ、結局完成したゲームは一本も無いわけですが、私が理解出来た事はこのサイトを通じて、数少ない情報の一つとして公開していこうと考えております。
そして、CF2.5ユーザーが世に増え、その方達がまた情報サイトを立ち上げてくれればもっともっと自分は楽に学習出来ると…
そう、そんな打算の元にこのサイトを運用しております。
……盛り上がれ!CF2.5界!