ヌルヌルニャンコの魔界大冒険 rain world レビュー(ネタバレはありません)
今回は、前々回あたりに掲載しました、今年私のハマったゲーム、
『rain world』のレビューです。
*公式サイト(海外サイト)のURLです ゲーム画面等は著作権の関係上こちらから
本作は、家族とハグれてしまった「slug cat」と呼ばれる猫型生物が、弱肉強食の世界でサバイバルしつつ、家族との再会を目指して奇妙な生物で満ち溢れた世界を冒険するというもの。
海外製の作品であり、2017年7月現在、日本語版は存在しません。
ですが、徹底して言語を廃したUIの為、英語が分からなくとも楽しむ事が出来ました。
*厳密にはストーリーを追う為に英語力が必要な場面もあるにはありますが、日本人の方の実況動画等で和訳解説されている為、楽しむ分には問題ありませんでした。
タイプとしては、比較的シンプルな2Dドット絵探索型アクションゲームです。
一般的な同型探索ゲームのように、主人公のスキル獲得による探索範囲が広がる要素は無く、プレーヤーの腕と、気合さえあれば、攻略順はほぼ自由です。
冒険の舞台は、お好きな人にはたまらない、廃墟に次ぐ廃墟、正に廃墟祭!!
私は好きです。ええ、
本作の長所と短所です。
■長所
・グラフィック(ドット絵)が繊細で魅力的
・『食物連鎖』システムが新鮮
・アニメーションが豊富で、まるで本当に生きているかのようにヌルヌル動きます
■短所
・レベルデザインが鬼畜すぎ!
・コンティニュー時が冗長だったり、若干テンポが悪い
■総評
世界観・雰囲気=100点…個人的にドストライクな世界観です
グラフィック =90点…ドットの緻密さは勿論、リアルタイムで変化する空気感の演出は圧巻でした。unityで作られているようですが、
これcf2.5で再現出来るのかなあ…出来る人は出来るんだろうなあ…
没入感 =90点…言語を介さず、プレイする人の想像に全てを任せる感じ。バックストーリーも多くは語られず、想像の余地が多く、
グラフィックの美麗さも相まって、どっぷりと世界に浸れます。
操作性 =60点…キビキビとは動きません。癖が非常に強いです。
この操作性も高難易度の要因になっています。
運ゲー度 =90点…多少はプレイスキルによって緩和されるというのは分かっていますが…また後日の記事に記載しますが、ゲームのシステム上かなり運に左右されます。
親切度 =50点…所謂プレイアビリティです。上述の通り、頻繁に死ぬ前提のゲームデザインの割りにコンティニューが冗長だったりと、快適性は著しく低く感じました。
という事で、総じて言える事は、
ポストアポカリプスな世界観や、美麗な廃墟グラフィック、敵性MOB同士が
相互作用しながら食物連鎖を演出するなど、
お好きな方にはたまらないゲームと言えます。
逆に、サクサクと時短プレイしたい方にはお勧め出来ません。
個人的な感想としては、『雰囲気ゲー』の側面が強いと思います。
じっくりと世界観に浸れるゲームだと思いました。
さて、操作性やゲーム性では辛口のレビューとなってしまいましたが、世界観は本当に秀逸で、よりプレイしやすさを増した続編を大いに期待出来る一作です!
興味を持たれた方は是非プレイしてみて下さい♪